主な症状
扁桃とはどこにあるかをご存知ですか?
一般に知られているのは口蓋扁桃と呼ばれている、のど仏の左右の少し上にあるくりくりとしたリンパ組織です。 それらの扁桃に細菌が感染して炎症が起こるのが扁桃炎です。
症状としてはのどの痛み、高熱、全身の倦怠感が起こります。 (症状が風邪と似ているため、風邪だと思って来院される方も多いようです。)
原因と治療法
扁桃に細菌が感染し、炎症を起こすのが扁桃炎 当院の治療で特徴的なのは、扁桃腺下洗浄と呼ばれる、扁桃腺周囲の洗浄です。 扁桃炎の方は膿腺(のうせん)と呼ばれる白く臭いのある固まりが沢山扁桃のまわりについているのですが、洗浄によってそれらを除去すると、短期での症状の改善を期待できます。(簡単に言えば、火事の時に火元に水をかけて消火することと同じ要領です。) また、扁桃炎の場合は風邪と異なり抗生剤も有効であるため、 原則として内服による投与と、 後は消炎剤や充血を取る薬を処方して症状の緩和を図ります。