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ちくのう症

ちくのう症

主な症状

副鼻腔(鼻の奥に複数ある空洞)内に細菌感染が起こり、後鼻漏(のどに鼻水が流れていく)、 開鼻声(鼻が通っているのに鼻がつまった声になる。副鼻腔の空洞が詰まっているため共鳴がなくなるためです。)、 鼻閉(はなづまり)、頭重感がおこります。

これらにより、集中力の低下や学力の低下を招きます。

原因と治療法

最近では副鼻腔気管支症候群と呼ばれる、副鼻腔と気管支の病気(ぜんそくなど)は大変密接で、一体の病気として捉える考え方が主流になっています。

要は、副鼻腔が悪いと、気管支に影響が出てくる場合が高いということです。ほかの症状のページでも触れていますが、鼻が原因となって耳や咽喉に症状が出る人が非常に多いのです。

副鼻腔炎になる流れとして、 1つ目に風邪になって抵抗力が落ち、副鼻腔炎になる 2つ目にアレルギー性鼻炎がお持ちの方で、じゅくじゅくした状態のうちに副鼻腔炎に感染してしまう という2パターンが多いです。

1つ目の場合は急性副鼻腔炎から始まり、放置しておくと慢性化してしまう場合があります。ただ、比較的治りは良いようです。

問題は2つ目のパターン。 アレルギー性鼻炎自体は治せないため、どうしても治りが悪い場合が多いのです。

治療法としては、当院で重要視しているのは洗浄です。お鼻を常に清潔に保つように処置を行い、「マクロライド系と呼ばれる種類の抗生剤の少量長期投与」(早ければ4週間、場合によっては8週間以上の投与の場合もあります。)と、「消炎酵素剤(炎症をしずめる薬)」、「去痰剤(たんをしずめる薬)」の3本柱で治療を行ないます。これら3つはそれぞれの役割と共に鼻の浄化能力を高めるものです。

完治までの個人差が大きいのですが、「大切なのは鼻の中をいかに清潔に保てるか」です。鼻の中を洗浄し、清潔を保つこと、服用をしっかり行なうことが早期治療への近道です。 学校の成績は勉強の量で決まるように、治療の成績も治療の量で決まります。 こまめに通院していただく事で、結果的に早く治り、長い目で見ると通院回数を減らせるのです。

この病気の治療においても鼻呼吸の重要性が出てきます。 (より詳しく知りたい方は鼻呼吸の重要性のコラムへ) せっかく鼻の中をキレイにしても換気ができないとまた、細菌が増殖してしまう・・・・ということです。