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かぜ症候群

かぜ症候群

主な症状

咽頭痛、発熱、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、全身のだるさなど、それぞれの部位の炎症が複合的におこるいわゆる「かぜ」の症状です。(医学的には「かぜ」という病名はありませんが医学的にいえば、ウイルスによる急性上気道感染症といったところです。)

原因と治療

日本呼吸器学会がまとめた風邪治療に関するガイドラインを読むとわかるように普通感冒(かぜ)は治療がいらないというよりむしろ解熱鎮痛剤は、発熱という体がウイルスと戦う免疫反応を抑えてしまうため有害であると述べています。総合感冒薬はほとんどが解熱鎮痛消炎剤・抗ヒスタミン剤などの合剤です。無理に熱を下げるとウィルスが増殖するので薬が切れるとさらに高熱になります。また抗ヒスタミン剤で鼻水や痰の流出を抑制するとウィルスや最近が粘膜上に滞り症状がさらに悪化します。風邪が長引く原因は、実は総合感冒薬が作り出しているケースが多いのです。以上の理由で医科向けの総合感冒薬は次第に使われなくなりました。 一般向けにはテレビCMで数多く宣伝されておりますが宣伝にだまされないようにしてください。

「効きます。」と言っていますが決して「治ります。」とは言っていません。

風邪の場合は、結局栄養水分を十分に摂り十分な保温をして無理をせず安静にそして睡眠を十分にとる。これが一番です薬を使う場合はやはり漢方が適していると思います。 のどの炎症を鎮め体を温める薬剤を用います。上記の治療ガイドラインにも沿っています。 ただし数日から10日以上のどの痛み、発熱、咳、鼻汁が治まらないあるいは悪化する痰や鼻汁の色が変化してきたといったような場合は、別の病気を併発していますのですぐに受診してください。

風邪は万病の元です。風邪は原則治療は不要ですが、万病は原則治療が必要です。 いつまでも風邪が治らないと勘違いされないようにしてください。

当院での治療では、もちろん鼻や咽喉の処置を行った上で、咽頭痛に関しては充血を取る薬や漢方薬を処方し、免疫の力を高める治療を行ないますが、上記のガイドラインに従い、抗菌剤の安易な使用は行いません。

ちなみに風邪が悪化させるあるいは誘発する疾患としては、中耳炎(急性、滲出性、慢性)、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、気管支炎、気管支喘息、肺炎があります。逆に副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など鼻の疾患を放置しますと風邪にかかりやすくなります。病気が病気を呼び悪循環を引き起こしますのでご注意を!